松本人志『大日本人』は“お笑い映画”では無かった

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先週の北野武『監督・ばんざい!』に続いて、今週は松本人志『大日本人』を観た。
天才二人の作品を2週続けて観られるなんて三国一の幸せ者だな~、ボクちゃん。

錦糸町・楽天地シネマ4は165席。
40人位の入りだったので、コーラとポップコーンを両サイドのホルダーに従えて、殿様気分でゆったりと観ることが出来た。
やはり若いお客さんが多く、私の年齢は上から4~5番目ってところか?

映画はインタビュー形式で進んで行く。
大佐藤を演じる松本人志の“間”は、TVと同じく独特で良い感じだ。
インタビュアーのキツイ質問にただ沈黙・・・って場面があったが、ここ、好きだ。

プロローグ、バス車中での「傘」についてのやり取りは、笑うほどのネタではないものの変な可笑しさがある。
その後で傘屋さんを覘く大佐藤と容赦ないインタビュアーにも、やはり同様の変な可笑しさがこみ上げてくる。
他の観客は誰も笑っていなかったけどさ。

そう、実はエンディングまで劇場内で一度も笑い声が上がらなかったのだ。
爆笑はおろか、クククッの忍び笑いさえない。
~板尾演じる「匂ウノ獣」が、子供が障子を指で破くようにビルの窓ガラスを“パリン、パリン”と割る。~
~ぶつぶつと小声で突っ込みを入れる大日本人。~
このお馬鹿なシーン、笑えないか?
お~い、みんなちゃんと起きてるかぁ!?

でも、確かにこれは「お笑い映画」ではナイ…と思った。
その代わり、妙に「シュールで可笑しい」ところがある映画なのだ。
きっと爆笑させるつもりなら別のタッチで撮っただろうから、これは違う楽しみ方をするべき映画かもネ。

ところで既に観た人達、感じなかった?
大佐藤が子供と会った場面~動物園でのシーン~あたりから、急にテンポ(編集)が良くならなかった?
前半~中盤と後半とではまるで違う人が編集をしているみたいだ。
これも意図的にそうしているのかもネ。
タッチも不思議な映画だが、その辺りも不思議。

松本人志はまた映画を撮るのだろうか?
もし次も監督をするなら、脚本はもちろん編集も出来れば自分一人でやってくれると凄く嬉しいナ。

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