国勢調査 その6 「さらば “とほほ国勢調査員”」

その6

10月◆日

兎に角“とほほ国勢調査員”は、本日をもって引退宣言なのだ。
回収した調査票、余った書類、国勢調査員票、調査のために記したメモや下書き、、、全て役所の担当へ受け渡し、長く厳しい戦いの日々が終わった。

期限もすぎた今、日本全体で一体どれくらいの回収率になったことか。
恐らく今まで最も酷い状態なのではないか?
そろそろ国勢調査の根本から見直す時期に来ているのだ。

今まで色々と書いてきたが、最後にもう一度問題点をまとめてみる。


『調査方法』

調査員が受け渡し&回収のやり方は限界に来ている。
回収は全て郵便か、今の時代インターネットなども取り入れるべきだ。
配布時は郵便配達の方にお願いしたい。
これは実際に私が経験したことだが、、、
告知を配布時にある家のポストが見つからずにおろおろしていた。
すると丁度郵便屋さんが来て、塀の裏にひっそりとあったポストにひょいっと手紙を入れて行くではないか!
さすが~、良くわかってる!と感心したものだ。

不在時に入れる調査員のメモには、その調査員の名前と連絡先(電話番号)を書くことになっている。
これでは調査員側の個人情報がタレ流しだ。
ワケのわからない人に自分の電話番号を教えるのって、けっこう恐いぞ。
窓口は調査員ではなく全て役所にするべきだ。

どうしても会えない場合には、その近隣に「世帯主氏名、男性OR女性、世帯人数」を聞くことになっている。
笑っちゃうほど信じられない。
聞く方も聞かれる方も、こんなにイヤな気持ちにさせられるマニュアルを考えたバカチンは誰
世間知らずなヤツめ。あんたが調査員やってみろ。

調査票を入れる封筒は一応封も出来るが、あんなチャチなテープはないでしょ。
すぐはがれてしまうぞ。何とかしろ。


『調査項目』

“氏名”は何のため?
「登録時には消去する」「書きもれや質問することがある時に連絡するため」という苦しい言い訳をしているから、余計に怪しく感じる。
それならジョンでも鬼瓦厳造でも良いはず。役所から連絡があった時に自分で覚えていればね。
ましてや同居人の氏名は絶対に必要ナイ

住居の㎡とかのように、書き込み方式の項目はいらない。
全てマークシートで済むようにするべき。


『その他』

今回の国勢調査には650億円もかかっているというが、そのお金の流れをガラス張りにしてくれ。
区の職員に多額の特別手当が出ているという噂を聞いた。
理由は、調査に係わることによって本業務が滞るからだって。おいおい。
本当ならあまりにも馬鹿馬鹿しくて涙が出る。
たいへんなのは調査員で、自分の仕事を投げ打ってイヤな思いをしながら走り回っているというのに。
後記:多額の手当てなんて貰ってねーぞ・・・と、ある人が言っていた。信じよう。
でも少額は出ているのか、全く出ていないのかは分からない。
まぁ、考えてみたらあちらはそれが仕事なのだから、手当があったら変だけどね。


「アメリカ合衆国、中国、韓国、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、多くの国で国勢調査が実施されている」と、だから日本も当たり前みたいな宣伝をしているが、それら諸外国の調査方法も明らかにしてくれ。
本当に日本のように自治体から調査員を一軒一軒まわらせているのか?
違うでしょ。
それに触れないなんてズルイぞ。

調査員になったおかげで、益々カミサンに馬鹿にされている家庭状況はどうしてくれるのだ。
「ふん、国勢調査員のくせに」が、耳から離れないではないか。
どうにかしろ。


まだまだ言いたいことは山ほどある。
でもこのあたりでやめておく。
さっさと嫌われ者の国家公務員から足を洗うのだ。ざぶざぶ。

おしまい

この記事へのコメント

KAZE
2005年10月29日 08:10
ムルソーさま
初めまして。調査員のご苦労、初めて知ることができました。
TBさせていただきましたので、お礼かたがたお知らせしておきます。
ムルソー
2005年10月30日 01:41
KAZE様、TB&コメントありがとうございます。
今回、国勢調査員をやらされて色々と勉強になりました。
いやぁ~、初体験ってどんなコトでもなかなか刺激的ですネェ。(笑)
・・・と、今だからやっと笑えます。
5年後にはみんなが納得出来るように、しっかりと改善されていることを願うばかり。

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    Excerpt: 新聞の投書欄にも「国勢調査」についての疑問や不満が載るようになった。 先日の投 Weblog: Letter from the wind 3 racked: 2005-10-29 08:05